わたしたちは栃木市を中心にこの地域でもう50年以上『造園』のお仕事をしています。嬉しいことに現場で声をかけていただくことも多いのですが、わたしたちがブロック塀を積んでいたり、カーポートを組み立てたりしていると、「造園屋さんって、そんなことするの!?」と驚かれることもしばしばです。どうやら皆さん、「造園屋」=「木を切る人」というイメージが強いようです。おっしゃる通り。わたしたちはお庭に木を植えたり剪定したりします。でも本来、『造園』とは『園(庭)を造ること』です。
『造園』の意味するところ、造園屋に求められる仕事も時代と共に変化してきました。昔のお庭は自然のものだけで造られていました。垣根でお隣さんとの仕切りを造り、石畳や飛び石で歩きやすくしました。植栽をしてプライバシーを守ると共に、心地よい空間を演出しました。今ではなかなかお目にかかりませんが、いわゆる日本庭園というのも味わい深い良いものです。でも時代の流れと共に、お客様のニーズも変化していきます。家の仕切りには、防犯性の高いブロック塀やフェンスが使われ、玄関アプローチは歩きやすさを重視して、インターロッキングやコンクリート舗装をするようになりました。心地よさよりも機能性を優先して、コンクリートの駐車場やカーポート、ガレージや物置がお庭の大部分を占めています。
“自然物”を使った心地よい庭よりも、“人工物”を使った便利な庭が好まれるようになりました。そんな変化に伴って、最近では『造園』のことを『ランドスケープ・アーキテクチャ』なんてカッコよく呼ぶそうです。(笑) 直訳は「空間を造ること」。
わたしたち飯塚造園は、50年にわたり、時代時代のニーズに応えてきました!新たに技術を学び、習得し、“その時”お客様が求める空間を造ってきました!正直なところ、自然のものが全くないお庭を見て、寂しく思う時もあります。「“自然物”と“人工物”が調和したお庭を造ることだってできる!」と情熱を燃やす時もあります。でも結局のところ、わたしたちの願いは、お客様にとっての『良い庭』を造りたいだけなのです。
十人十色。十家十色。十庭十色。
わたしたちはこれからも、お客様にとっての『GOOD GARDEN』を造ってまいります。
代表取締役社長 飯塚博信
保有資格
- ・1級造園施工管理技士
- ・1級土木施工管理技士
- ・1級エクステリアプランナー
- ・監理技術者
- ・測量士補
- ・ブロック塀診断士